北高上緑地.愛

里山は、多くの命の居場所になっています。市中心部に位置する貴重な里山・北高上緑地。一部エリアとはいえ、そこを宅地開発しようという計画には賛同できません。次世代に〝あるがままの自然〟を引き継いでいきたいと思います。

■ブログ「北高上緑地.愛」を開設しました

「北高上緑地.愛」に初めて訪れた皆さんへ

●ブログ「北高上緑地.愛」(きたこうじょうりょくち・どっと・あい)開設に当たって発信された2023.12.21付の記事には、私たち「北高上緑地を愛する市民の会」が訴えている北高上緑地の保全問題についての経緯や私たちの基本的な考え方、「緑(自然)」に対する思いなどがまとめられています。

●このブログに初めて訪れてくださった方々に私たちの考えを知っていただくため、ブログ開設に当たってのメッセージをブログのトップページに固定しました。

●併せて、基本的資料として日進市長宛て要望書、中部電力パワーグリッド社宛て要望書、市民に協力を呼び掛けた署名のチラシを添付しました。いずれも、私たちの基本的な考えが集約されています。ぜひ、ご一読ください。

●このブログは無料版のブログサービスを利用しているため、ブログ側から広告が差し挟まれます。ご了承ください。

【北高上緑地内の中部電力パワーグリッド社所有地。売却されて開発されれば、多くの樹木やタケが伐採されるほか、一部の遊歩道も削られてしまうことになります】

 北高上緑地を愛する市民の会がブログを開設しました。

 私たち北高上緑地を愛する市民の会は、愛知県日進市の里山・北高上緑地の保全を求める市民らが今年8月に立ち上げました。

 経緯を簡単にご説明します。

 2013年4月に開園した北高上緑地(8.6㌶)は、今年開園10周年を迎えました。この緑地には、中部電力パワーグリッド社が持つ用地(0.3㌶)が含まれています。同社は、この用地を不動産業者に売却する意向を固めており、業者と協議を進めていることを明らかにしています。関係者によると、この土地に隣接する民有地と合わせ、宅地開発が行われるのではないかとみられています。

 歴史を簡単に振り返ってみます。

 北高上緑地は、「宅地などに開発されることなく、自然のまま保全してもらいたい」ことを条件に、地権者が2005年、日進市に寄付しました。一方、2010年3月、同社は日進市と契約を結び、社有地を市に無償貸与することになりました。この土地は北高上緑地に編入され、一体として整備され、現在に至っています。

 以前からの経緯もあって、北高上緑地の中で同社所有地だけが市街化区域となっています。北高上緑地全体の3.5%ほどと決して広い面積ではありませんが、周辺の民有地と一体として開発されると、環境や景観面だけに限らず影響は決して小さくはありません。

 計画通り開発されると、同社所有地部分だけを見ても、多くの樹木やタケなどが伐採されるほか、北高上緑地内の散策路の一部が削られることになります。さらに、すぐ南側の「竹林広場」で毎年行われてきた親子を対象とした竹炭焼き体験(日進市主催)などのイベントが今後は開けなくなる恐れがあるなど、大きな影響が出るものと予想されています。 

 こうした事態を受け、北高上緑地を愛する市民の会は自然だけでなく歴史的、文化的にも貴重で、何よりも市民の憩いの場として心に安らぎを与えてくれている日進市の宝である北高上緑地を現状のまま維持し、誇りをもって次世代に引き継いでいくことが重要であると考えています。

 このため同社に対し、日進市との契約を継続し、多くの市民がこれまで通り散策を楽しむことができるように、所有地を現状のまま維持することを要望するとともに、日進市長に対しても、現状のまま保全されるよう同社に要望するなど必要な対策をとることを要望しています。

 北高上緑地を愛する市民の会は現在、北高上緑地の保全を求める署名を多くの市民の皆さんに呼び掛けています(2024/01/19で終了しました)。

 今回開設したブログでは、会の活動の紹介や今後のご案内、各種資料などの情報を発信していきます。

 趣旨にご賛同いただき、多くの市民の皆様のご協力をお願いしたいと思います。

 

■日進市長宛て要望書

■中部電力パワーグリッド社宛て要望書

 

■北高上緑地の保全に向けて市民に協力を呼び掛けたチラシ(表面)と署名用紙(裏面)

 

■参考までに、北高上緑地に関する他のブログをご紹介します。

blog.goo.ne.jp

miffy17s.hatenablog.com

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