北高上緑地.愛

里山は、多くの命の居場所になっています。日進市中心部に位置する貴重な里山・北高上緑地。一部エリアとはいえ、そこを宅地開発しようという計画には賛同できません。次世代に〝あるがままの自然〟を引き継いでいきたいと思います。

■署名提出時に市長宛てに出した要望についての回答などに対する見解と要望を盛り込んだ申入書を3/14、市に提出しました。

 私たち「北高上緑地を愛する市民の会」が今日、市長宛ての申入書を市に提出した理由は2点あります。

 当会は1/30、北高上緑地の保全を求める2128筆(3/14現在2234筆)の署名を提出する際、「市長に直接手渡したい」と強く求めました。しかし、受け入れられなかったため、次の2項目の要望を市長宛ての文書で行いました。

 ①署名用紙の「一言」欄には多くの方から切実な思いも書き込まれている。市長はどう感じたか、多くの署名が提出されたことに対する思いとともに、感想をお聞かせいただきたい。

 ②この署名は、現状維持を中部電力パワーグリッド社に要望している市を強く後押しするもの。これを携え、市長自らが同社に赴き、あらためて現状維持を要望するようお願いする。

 しかし、2/29に示された市長回答には、2項目の要望に対する回答はなく、私たちは「市長回答は不十分」と判断しました。これが第1点です。

 そして、市長回答が寄せられた翌日の3/1、市議会本会議の一般質問で、ごとうみき議員の一般質問の答弁に立った近藤裕貴市長は、署名収集者が現状を正確に伝えることなく、また署名者も現地を確認することなく、不確かな情報を基に誤認して署名をしたかのような趣旨の答弁をしました。私たちは「署名収集者、署名者を侮辱するかのような不適切な発言」と判断しました。これが第2点です(いずれも、市長回答、市議会の質疑記録=市のホームページで確認を、市長宛て申入書を参照)。

 この2つの理由から、私たちは①1/30に出した2項目の質問と要望にきちんと文書で回答すること②市議会での市長答弁を撤回ないし修正したうえで、多くの市民らからの署名を重く受け止めてきちんと評価し、(市議会本会議など)しかるべき機会、場でしっかりと意見を再表明すること―の2点を求めました。

 さらに、市議会で市長が、仮に同社が北高上緑地内の所有地を売却したとしても影響は大したことはないというニュアンスの答弁などをしたことに対して、私たちは「事実をきちんと把握していない」と判断。申入書の中で、11項目にわたる市長答弁の問題点の指摘、要望、提言をしました。

 この日、市役所内で行われた都市計画課担当者と北高上緑地を愛する市民の会のメンバーとの面談で、私たちが申入書に沿った問題指摘をしたのに対し、同課担当者は「要望に対し、市はきちんと回答したと思っている。(「回答が不十分だ」「回答した」と、とらえ方が食い違っているのは、双方の)見解の相違だ」という説明をしました。

 この説明に私たちは納得はできず、「申入書を市長に読んでいただきたい」と重ねて要望しました。

 

 

■参考資料❶ 市長からの回答書(2/29付)

■参考資料❷ 市長宛て申入書(3/14付)

■参考過去記事❶

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■参考過去記事❷

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■参考過去記事❸

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■参考過去記事❹

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