厳しい冷え込みの中、紅葉が進む雑木林を歩きながら北高上緑地の魅力を満喫するとともに、里山を保全することの大切さをみんなで考えました。
中部電力パワーグリッド社が北高上緑地内に所有しており、2010年から日進市に無償貸与してきた土地も見学しました。同社はこの土地を売却する意向を固めており、既に業者と協議を始めていることを明らかにしています。
この土地は、北側の民有地と併せて宅地開発されるとみられており、散策会に参加した参加者らは、開発予定地や開発に伴ってなくなってしまうとみられる散策路などを確認。樹木やハチクなどが伐採され、生物多様性が失われるなどの影響についての説明を受けながら、「現在の状態のまま保全されることを期待したい」という思いを強くしていました。
「北高上緑地を愛する市民の会」は既に、この土地の保全に向けた要望書を日進市長と中部電力パワーグリッド社長に提出済み。さらに「市長とのふれあいトーク」の中で、徐々に失われつつある市内の自然を守るための方策などを市に提言してます。これに続いて、北高上緑地の保全を求める署名を多くの市民に呼び掛ける活動を展開中。署名は1月に市長に提出する予定です。